星とピエロ
飴屋夜春の独白日記  copyright(C)yoharu ameya
日々のメモ
階段

・閉め切ったままの窓

・湿ったシーツを取り替える

・楠本まきの新刊を読む

・「ハルチン2」も読む

・鮮やかな殺人 を聴きながら読む

・喉が渇くので起き上がる

・立つとすぐにしゃがんでしまう

・鼓膜が分厚い感覚に陥る

・現実感が戻ってこない

・横たわっても眠れない

・疲れていても眠れない

・ヴォルビックを3本飲んで散財気味

・挽きたての珈琲をドリップする

・珍しくミルクを少し加える

・煙草を吸う、タスポは絶対に作らないと誓う

・明日の準備をする

・心臓がヒリヒリする

・トルネードG を聴きながら本の続きを読む

・窓は、閉め切ったままだ


無題

すべてが幻だったのかもしれない

生きていることも
今、瞳開いていることも
あなたを好きになって破れたことも

日記帳に綴られた過去が
他人事のように揺らいで
すべてが幻だったのかもしれない

うたかた、泡の粒、割れて、
砕けて、素粒子、水溜まり、

わたしらしき己の影を踏める筈もなく

あなたにあの言葉は届いていなかった

だから曖昧な微笑を
わたしに向け続けてくれるのかもしれないね
それすらも幻かもしれない

破れたって胸痛くたって
あなたに逢いに行きたいなんて
とんだ浮遊した漂いなのか

でも痛いんだ

逢いたくて、泣いて、届かなくて、蹲って、

折り返しの無いメッセージを
送り続けている愚かさは事実で

あなたはそれを棄てているのだろう

この胸の痛さも気のせいなのか

そうじゃない、そうじゃない、と

こぼれ落ちる涙が叫んでいる


飴屋夜春 080707

Water
緑

どうやら肉体は少し肥えたのか、
「ちょっと健康的になったね」と言われるが
恐らく無意識の過食の結果である
肉体の中身はボロクソである

処方された1日計11錠のうち
一晩7個の錠剤を胃に流し込んでも尚、
眠れぬ日が続き

朝晩飲む坑欝剤の副作用で意識が遠い

眠気は来ず、「自分」と「世界」が一致しない

モノを口にしても「自分」が食べていないような“遠さ”、
空腹と満腹の感覚すら全く無い

やっと耳に入る音楽も、鼓膜が分厚くなったような、
その外側から入り込んでくるので
感覚に辿り着くまでが長い

でも音楽は救いだ、無になれる

テレビはもってのほか、パソコンのキーボードの
四角いそれを押す指が自分では無い感覚

ぎくしゃくと動くのを感じる眼球と唇の震え

ぐるぐるになったヘッドフォンの黒いコードが
束の間、蛇に見える

すぐに物忘れする脳内

ふと、まどろみに、皮膚がピリリと意識し、
頭が鮮明になった一瞬、私は、水を飲んだ

大量の水を、飲んだ

空っぽのボトルが散乱する

でも身体はしっかりと地に着いて「実感」が戻り、
水を沢山飲むことは「リアルに」生きている事を、
しっかりと教えてくれた

暑さも、料理の匂いも、鼓膜の向こう側の音楽も、
近くにやってきた

私は今更思い出す

人の身体は殆ど水で創られていることに

生きたいと願い続ける本能に


…何を書いているのか分からなくなってきた、、


虫ピンで鮮やかな絵葉書を留める



無題

どこまでも長い夜を
ベッドの上 うずくまって
外ではサイレン鳴ってるよ

そっとつまんだカーテン
誰も居ない舗道

信号の緑と赤の光の繰り返しを
何回見ていたんだろう

果てしなく長い夜を
抜け出したい 逃げ出したい
ベッドの上 かぶさって

涙垂れ流す
『薬が効かない誰か助けて』
涙垂れ流す

明ける頃には皆笑っているんだろう
「おはよう」って手振って学校行くんだろう
手遅れた遠い遠い世界だね

時計の針が止まって見える
誰かの声が聞きたい
でも誰も出ないね当然
携帯電話の光が消えてゆく

ベッドから降りて
冷たい床裸足で踏んで
キッチンでたばこを吸う
氷を齧る 何個も齧る

早く明けてくれないか
早く明けてくれないか

昨日と今日の境い目なんかないよ

そんな日々を生きている
生き続けているよ


飴屋夜春 080704


今も空で踊りつづけて
中原淳一

浴衣


ユ○クロでコラボの中原淳一浴衣

ビニールに入ったまま写したので

写真が光っていますが、、


侮れないユ○クロ

蝶々、水玉、梅、向日葵など

様々に揃っていました

私は水玉模様を購入した

お揃いで下駄なども選べる

全身揃えても8千円以内だったような…

下駄は激安1500円以内

浴衣と一緒じゃなくても普段着にも合うし

涼しくていいですね

あと、浴衣には中原淳一のレトロな絵葉書が

5枚セットで入っています、すごく美麗


***


きみが忘れた光り
青空の透き間、零れてくるよ

瞬きして飲み込んで
青空の透き間、雲で隠れないうちに

どれくらいだろう どれくらいだろうか

わたしがきみの笑顔輝く日祈っている事

どれくらいだろうか いつまでも

きみが思い出す日まで
青空の透き間、途切れないように

きみが光りを思い出す日まで

いつまでも いつまでも